Japanese
English
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脊髄膀胱の尿失禁に対するFlaque-Lowsley's Operationの応用
URINARY INCONTINENCE OF CORD BLADDER TREATED BY FLAQUE-LOWSLEY'S OPERATION
内宮 礼一郎
1
Reiichiro Uchimiya
1
1鹿児島大学医学部皮膚泌尿器科教室
1Dept. of Dermato-Urology, School of Medicine, Kagoshima_University.
pp.39-42
発行日 1958年1月1日
Published Date 1958/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202160
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はしがき
尿失禁の治療に最近Flaqueの考案した手術法が良好な成積をおさめることがみとめられ吾が国においても清水,今北,松浦等の追試が紹介されている。然しながらこれらはすべて前立腺剔除術後の尿失禁とか原因不明の尿失禁に対して施行せられたものであり,しかも肛門括約筋を利用する点で肛門括約筋が健全であることを前提としている。私は脊髄腫瘍剔出後会陰部の知覚麻痺をともなうAutonomous bladderと思われる1例にFlaque-Lowsley's Operationを応用し,みるべき結果を得たので報告する。
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