Japanese
English
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瘙痒性皮膚疾患患者に対する制限食餌とそれが身体栄養に及ぼす影響に就て
THE ELIMINATION DIET FOR THE PATIENTS OF PRURITIC SKIN DISEASES AND THE EFFECT OF IT TO THE NUTRITIONAL CONDITION
太田 有五
1
,
川田 博之
1
,
小林 昭治
1
Yugo Ota
1
,
Hiroyuki Kawada
1
,
Shoji Kobayashi
1
1慈恵医大皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Tokyo Jikeikai School of Medicine
pp.29-37
発行日 1958年1月1日
Published Date 1958/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202159
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緒言
瘙痒性の皮膚病に対して或種の食品が其の瘙痒を増加し或は病勢の悪化を来すと云う事は古くより俗間に於て云われている。
我が皮膚科教室に於ては,約6年前より瘙痒性皮膚疾患患者の病巣の広汎なるものに対し制限食餌elimination dietを課し,その治癒を早め且又経過を軽くするように努力している。我々の行つている制限食餌は摂取を禁止する食品が比較的広範囲に亘つているが,先ず瘙痒性皮膚疾患と食餌に就て文献的考察を試み,次に我々の制限食餌に就て説明し且この制限食餌が身体の栄養に如何に影響するかに就て調査を行つた結果を報告する。
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