Japanese
English
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乳児湿疹児母親の血中焦性葡萄酸値
BLOOD PYRUVIC ACID LEVEL OF MOTHERS WITH INFANTILE ECZEMATOUS CHILDREN
徳永 栄一
1
Eiichi Tokunaga
1
1福島県立医科大学皮膚科泌尿器科教室
1Department of Dermatology and Urology, Fukushima Medical College
pp.690-691
発行日 1957年8月1日
Published Date 1957/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202023
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緒言
小児湿疹に関する研究乃至論説は諸家により数多く発表せられて来たが現今尚幾多の問題を残している。しかも乳児湿疹に於いては成人の湿疹と異なり原因的見地よりして哺乳という事実が乳児湿疹と食餌乳児湿疹と新陳代謝障碍との関係を想起せしめる。
此の観点より各種ビタミン製剤は乳児湿疹の治療に屡々使用されているが,その成績は必ずしも満足すべきものがない。八丁目は各種皮膚疾患患者の血中焦性葡萄酸(以下焦酸と略記する)値の測定を行い,乳児湿疹母親血中焦酸の著明な増加を認めているが正常哺乳児母の値を記載せず,又乳児湿疹病型との関係について触れていない。著者は之等の点を考慮し約100例について測定を行つた成績を報告する。
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