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精神薄弱(Imbezillität)に関連する代謝異常としてのフェニール焦性葡萄酸の尿中排泄について—オスローの国立病院臨床検査室にて
Über Ausscheidung von Phenylbrenztraubensure in den Harn als Stoffwechselanomalie in Verbindung mit Imbezillität
Asbjörn Fölling
,
萬年 甫
1
,
今野 公和
2
Asbjörn Fölling
1東京医科歯科大学第Ⅲ解剖
2東京医科歯科大学
pp.291-294
発行日 1968年4月25日
Published Date 1968/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904506
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精神薄弱児たちを診察しているうちに,私は人ではかつて記載されたことのない代謝異常を発見した。その代謝異常とは尿中にフェニール焦性葡萄酸が排泄されるもので,この異常と精神薄弱との間には関連があるように思われる。私はこれまでに,フェニール焦性葡萄酸を排泄する10人の患児を見いだしており,そのうち9人は明らかに精神薄弱てあるが,10人目の患者はごく幼若なためにその精神状態については何も明言はできない。まず症例について簡単に述べてみよう。
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