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定型的なBerlockdermatitisの2例について
石田 啓
1
1新潟大学医学部皮膚科教室
pp.686-689
発行日 1956年10月1日
Published Date 1956/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201780
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緒論
Berlockdermatitis(化粧水皮膚炎又は飾具様皮膚炎)について,E. Freund(1916)が夏日海水浴後,化粧水を塗布しておいた処,その附着したと思われる肩胛部から両側上膊内側の皮1膚に色素沈着を認めた症例を報告したのが最初である。つづい、て8年後,Rosenthal(1924)は同様な症例を認め,これをBerloque dermatitisと命名した。又Hoffmann u. Schmidtz(1925)が2例を,Fischerが原因不明の色素沈着症として3例を報告した。以来Golewsky,Falkenstein(1926),Samek,Linser,Brito(1927),Pazzo,Langer,Zurhelle(Berlocque病として),Urbach(1928),Szánto(1929),Strauss,Mitchell(1931,Dermiteen forme de Couléeとして),Habbrmann(1933),Goodman(Perfume dermatitis,Toiletwaterdermatitisとして),Gross,Robinson,Lanc(1936)等の報告がある。
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