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Knuckle padsについて
山本 勤也
1
,
宇都宮 貞俊
1
1徳島大学医学部皮膚科教室
pp.691-695
発行日 1956年10月1日
Published Date 1956/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201781
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まえがき
1893年Garrodが指関節背面に生じた硬結をKnuckle padsの名の下に報告して以来,本邦に於ても本症並に本症類似慰者の報告は散見されているが,現在まで私共が蒐め得た症例は10数例に過ぎない。本症の病因については胼胝腫或は角化症となすもの,結核と関連性が大きいというもの,アレルギー性疾患となすもの等諸説が挙げられている。私共は最近本症の2例を経験したので追加報告する。
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