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ウログラフインに就て
清水 圭三
1
1名古屋大学医学部泌尿器科教室
pp.479-483
発行日 1956年7月1日
Published Date 1956/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201728
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緒言
今日の泌尿器科学の発達は1879年Max Nitzeによる膀胱鏡の発明と1906 Lichtenberg, Swick等による尿路造影剤の発見とに負う処が多大であ,り,人智の進歩,科学の発展は停る所を知らない,その造影剤も逐次優秀なるものが造られるに至り,最近著者もドイツのシエーリング社の創製になる極めて優秀なる尿路造影剤である。ウログラフインを得,泌尿器科患者に試用し,明確鮮明なる影像を得ることが出来たので,症例は僅少であるが紹介傍々少しく説明を加へ諸家の参考に供したいと思う次第である。
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