Japanese
English
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経静脈性腎孟造影剤ウログラフインの使用例
CLINICAL EXPERIENCE OF UROGRAFIN IN INTRAVENOUS PYELOGRAPHY
藤沢 秀行
1
,
内田 健三郎
1
,
緑川 俊徳
1
Hideyuki Hujisawa
1
1東京医科大学泌尿器科教室
1Dept.of Urology, Tokyo Medical College,
pp.821-826
発行日 1957年9月1日
Published Date 1957/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202053
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緒言
1923年,Rowntree, Orborneにより10%ヨードナトリウム排泄性腎盂撮影法が創試せられた。のちUrosele-ktanが市販されるに至り(1928,Benz,Räth),Lich-tenberg,Swick,我が国に於いては高橋,土屋等により実験追試が行われ,爾来広く静脈性腎盂撮影法が臨床上に応用される様になつた。即ち逆行性腎盂撮影より安易に利用されて来た事は周知の通りであり,今日では臨床的にレントゲン診断法の重要な一方法となつた。然し此を更に確実にするためには尚優秀な造影能力を有し,かつ副作用の少い造影剤の出現が望まれることは当然である。此種の製剤としてはUroselektan,Abrodil,Uroselektan B,Sugiuron,Pyraceton,Triodan,Urokolin等があり,何れもすぐれた造影剤として使用されている。最近Schering社の76%Urografinがより効果的であるとの推賞が石山氏,稲田氏等により報告されている。茲に本剤使用のピエログラムと従来のものとを比較検討した。
その使用例は少数の嫌いはあるが茲に報告して御批判を抑ぐものである。
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