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放射性同位元素P32の皮膚科領域における応用
中島 一
1
,
清水 昭之
1
1久留米大学医学部皮膚科泌尿器科教室
pp.443-446
発行日 1956年7月1日
Published Date 1956/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201720
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エツクス線やラジウムが発見されてから50年,遂に原子核反応炉の出現を見,多種の放射性同位元素が作られるようになり,こゝに平和的利用の一端として医学的応用の道が拓かれるに至り,現在欧米においては目ざましいものがある。我が邦においてもその輸入が出来る様になるや治療学的,診断学的応用の結果が相次いで発表されるようになつた。我々も放射性同位元素の一つP32を皮膚科領域において使用したのでその結果について述べる。
我々は皮膚科領域にP32を応用するにあたり次の方面において使用した。第1は診断学面における応用であり,第2は治療学面における応用である。
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