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泌尿器科領域における強力カミノフアーゲンCの効果
中平 正美
1
,
斉田 泰彦
1
1信州大学医学部皮膚泌尿器科教室
pp.396-398
発行日 1956年6月1日
Published Date 1956/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201707
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緒言
泌尿器疾患中何等特別な起炎菌の認められない,一連の炎症性疾患がある。これはアレルギー性膀胱炎,非細菌性急性出血性膀胱炎,滲出性膀胱炎と称せられるもので,これらのあるものは膀胱のみならず,更に上部尿路,又は尿道にも同様な変化を来す。かかる疾患は経験により,ミノフアーゲンCの様な抗アレルギー剤,マフアルゾール,ネオサルバルナン,抗生物質等が極めてすぐれた治効を示すことが知られている。
われわれは上述の疾患に対し強力ネオミノファーゲンC (以下SNMCと略す)療法を試み,かなりよい治療効果をえたので,こゝに報告する。
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