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強力ミノフアーゲンCの治驗例
荻原 省三
1
,
小原 俊夫
2
1昭和醫科大學
2昭和醫科大學皮膚泌尿器科教室
pp.179-180
発行日 1951年4月1日
Published Date 1951/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200495
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最近アレルギー性疾患に對して種々の療法が用いられる樣になつた。阪大谷村教授も(皮膚と泌尿12卷3號)に於て強力ネオミノファーゲンCを多數使用せられて,掻痒に對する效果を認めていられる。我々も極く最近に外來でおとずれた,アレルギー性皮層疾患に對して,強力ネオミノファーゲンCの治療を行つて見た。勿論外用藥・光線療法をも併用して,經過を見たが,中には1回位で,中止してしまつて,分らないものも相當にいた,特に經過を見ることの出來た患者に就いて,少例ではあるが少しく述べて見たいと思う。
成分,抱合体グルクロン酸0.2%グリミン2.0%それに最近學界で喧しく云われるシステイン0.1%システインはその過早酸化を防ぐためにグルコノスシステインの形になつている。
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