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皮膚科領域に於ける強力ネオミノファーゲンCの治驗成績
能勢 奧逸
1
,
近藤 基樹
1
1別子病院
pp.166-167
発行日 1953年3月1日
Published Date 1953/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200934
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緒言
強力ネオミノフアーゲンCは,近時諸家によりその有效性の著しいことが認められて來た。抗アレルギー劑にして,1)グリチルリチン0.2%,2)システイン0.1%(過早酸化防止の爲,グルコースシステインの形となる)3)グリシン2.0%なる成分を有している。
本劑は抗アルツス反應性,抗シユワルツマン反應性のあることが既に實驗的に證明され,その主成分のシステインはSH解毒學説によりグリチルリチン(グルクロン酸抱合體)は優秀なる酸性體内解毒作用のあることより,抗アレルギー劑としては勿論,一般解毒劑としても有效であると言われている。
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