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海外トピツクス
pp.1087
発行日 1955年12月1日
Published Date 1955/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201566
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部分的腎剔除術後の腎機能
部分的腎剔除術はその術式に漸次改良が加えられて,最近では既に臨床的に広く行われる段階に達してはいるが,尚一部では術後の合併症や腎機能の低下,殊に単腎者に施行する場合,術直後の一時的な危険を考慮して,本手術を避ける動きもみられることは否定出来ない。
Semb等(1955)は,数年以来今日迄,既に196例(内147例は腎結核)に対し本手術を施行して,全例に術後何ら重大な合併症もなく治癒せしめている。最近,その手術術式とそれら症例について術後の腎機能を精査した成績と,更にその成績から術式に対する批判を加えている。
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