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小児に発生せる膀胱小紡錘形細胞肉腫の1経過に就て
田中 民朗
1
,
伊藤 瑞
1
1大津赤十字病院外科
pp.324-325
発行日 1955年5月1日
Published Date 1955/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201429
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I.緒言
全膀胱疾患中膀胱腫瘍の発生率は約2.5%と云われ比較的稀有なる疾患と見做されているが,泌尿生殖器腫瘍中ではその発生頻度は首位を占め,岡本氏は64.4%,酒井氏54.1%と報告している。
膀胱腫瘍中その大多数を占めるものは上皮性腫瘍であり,非上皮性腫瘍は,きわめて少ない疾患である。
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