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遺傳性對側性手掌足蹠紅斑の1例
高石 雅弘
1
1京都府立醫科大學皮膚泌尿器科學教室
pp.372-374
発行日 1953年6月1日
Published Date 1953/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200991
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I.緒言
Erythema palmo-plantare symmetricum he-reditariurn(以後E.p.s.h.とす)とは,1929年J.E.Lane1)が始めて報告せる疾患にして掌蹠に對側性に紅斑を生ずるものであり,其紅斑は手掌に於て高度に發現する點より,"Red Palm"とも呼ばれる疾患である。
其後1933年にはMeirowsky2),1936年にはKerl3),1937年にはSchmidt-La Baume4)に依つて症例の追加が行われたとは云え,未だ甚だ稀有なる疾病と思われる。
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