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青年性扁平疣贅に対する強力ネオミノファーゲンCの効果
THERAPEUTIC EFFECTS OF STRONG-NEO-MINOPHAGEN C ON VERRUCAE PLANAE JUVENILES
岩重 毅
1
Kowashi IWASHIGE
1
1昭和医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Schowa Medical School
pp.447-450
発行日 1962年5月1日
Published Date 1962/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203282
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I.緒言
尋常性涜贅Verruca vulgaris(以下V. V. と略す)及び青年性扁平疣贅Verrucae planae juveniles(以下V. P. J. と略す)に対する治療として砒素,アンチモン,蒼鉛,水銀,ナイトロミン,テスパミン,ヘサチラミン,パンカル,抗生物質,あるいはブッキー線,レ線照射等多くの報告1)2)3)4)があり,何れの治療に於てもV. V. よりもV. P. J. に対して有効率の高いことは一般に認められるところである。また最近Virus説のもとに強力ネオミノファーゲンC(以下S. N. M. C. と略す)を使用し,品川等5)は有効率94.2%の成績をV. P. J. に於て示している。
著者もV. P. J. に対し,先づ副作用が無く安心して使用出来るという点も考慮に入れて,特に本剤を試用したところ意外にも極めて良好な結果を得,適応症さえ選択すれば大いに推奨すべき治療法と思われるので報告する次第である。
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