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強力ネオミノファーゲンC(M-C-F)と皮膚疾患
櫻根 好之助
1
,
靑木 芳郎
1
1大阪市立醫科大學皮膚科泌尿器科教室
pp.248-250
発行日 1949年6月1日
Published Date 1949/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200200
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緒言
アレルギー性諸疾患,藥物性過敏症の治療に對してミノファーゲンC(M-Cと略す)が登場して以來既に10餘年を経過している.本劑は我皮膚科領域に於ても,所謂アレルギー性皮膚疾患に對して認むべき効果を有することは幾多の臨床報告が之を有力に物語っている.然るに今般強力ネオミノファーゲンC(M-C-Fと異す)と稱する從來のM-Cの各成分濃度を約2倍に高め,新たにチステインを配したものを創り,之を治療界に送ることになった.著者等はよって當外來に來る皮膚病患者,殊に蕁麻疹,藥物性皮膚炎,急性濕診に本劑を使用した所.見るべき効果を擧げた症例に遭遇したので之を茲に發表することにした.
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