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淋疾患者に於けるスルフアチアゾールの連續投與とアペラグリンの併用に就て
小林 重男
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1濟生會神奈川縣病院内科
pp.36-39
発行日 1952年1月1日
Published Date 1952/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200660
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1.緒言
ズルフォンアミド剤による衝撃療法施行の際ニコチン酸を同時に投與することの利は既に唱えられている。然るにニコチン酸は人體に對するビタミンであると同時に細菌にとつてもビタミン樣物質であるとなす考えも行われている。余はニコチン酸とズルフォンアミドとを淋疾患者に同時に投與することによりズルフォンアミドの副作用發現の状況が如何に變化するか,又疾病の治癒率に如何なる變化があるかを觀察した。而して副作用は血液所見の觀察を重點的に施行した。
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