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梅毒豫防に對するペニシリンの臨床應用成績に就いて
山田 博三
1
1京都府立平安病院
pp.35-36
発行日 1952年1月1日
Published Date 1952/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200659
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I緒言
ペニシリンの發見以來ペニシリンはあらゆる方面に於て用いられ著效を示しているが,從來短期治療困難なりし梅毒にも著效を奏する事が認められて來た。而して余は其筋の示唆に依り,定期的にペニシリンの一定量を注射する時梅毒に對して豫防的效果がありや否やを詳細にせんとし,京都市内業態者を検査對照として業者の協力により,昭和26年1月より7月迄の6ヵ月間に亘つて實施した所非常に良好なる結果を得,豫防的效果著明なる事を發見したので,此處に報告する次第である。
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