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尿路結石の溶解法
增澤 周市郎
1
1慶應義塾大學醫學部皮膚科泌尿器科教室
pp.414-416
発行日 1951年9月1日
Published Date 1951/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200580
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緒言
初めて化學的に尿路結石の溶解の研究をしたのはCrowellである。その後Randallは1%燐酸液で膀胱結石の溶解に成功しKegserは稀薄な王水の洗滌と飮用及び酸性食餌とで腎の燐酸カルシユーム結石を,Higginsは酸性食餌と酸性藥物の使用と多量のビタミンA.Dの攝取とでアルカリ土類,結石の溶解に,夫々成功している。
その後Albright,Suby,Sulkowitch等の研究でカルシユームの溶解剤として枸椽酸の優秀なことが説明され,Subyはこれを基礎に次の如きSolutionを造つた。
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