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腎臓結核と梅毒血清反應
重松 俊
1
,
矢永 正憲
1
1久留米醫科大學皮膚科泌尿器科教室
pp.321-322
発行日 1950年8月1日
Published Date 1950/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200380
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最近私達の教室で入院加療した泌尿器系結核患者の諸檢査に際し,屡々梅毒血清反應が陽性に現われることを知り,賢結核と梅毒血清反應の關係につき昭和3年以降23年に到る21年間入院した腎結核患者につき統計的觀察を試み,次の如き結果を得たので報告する。上記期間の腎結核患者中より107名を選出して行つた。
第1表は年度別に陽性,陰性,不明(檢査を行わなかつた者)を示したもので107例の患者中,陽性10例(9.3%),陰性42例(39.3%),不明55例(51.4%)であつた.
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