診療室
Cardiolipin抗原による妊娠梅毒血清反應—特に非特異反應に就て
大塚 悟
1
1福岡縣衞生研究所
pp.88-92
発行日 1954年2月10日
Published Date 1954/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200985
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
梅毒血清反應にCardiolipin抗原(ヵ抗原と略)が用いられる樣になつてから非特異反應は減少したとする報告1)2)3,4)は多いが,妊娠による非特異反應については非妊時,妊娠時,分娩後等の各期の検血や既往歴の調査等をも必要とするが5)6),却却此種調査は行われ難い現状である。私共は昭和26年12月以來この調査に着手しその一部に就いては昭和27年4月日本細菌學會總會梅毒シンポジアムに於て發表7)したが,その後の調査成績をも併せて茲に報告し御批判を仰ぐ次第である。
Copyright © 1954, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.