乾燥血滴による梅毒反應と各種梅毒反應との比較成績に就て

緒言

1940年Kirschner及びKramersの發表した厚層血滴反應を中村博士が追試檢討し,其の1新變法として發表した乾燥血滴による梅毒反應と從來梅毒診斷法として實施されているワツセルマン,村田,マイニツケ,カーン等の梅毒反應とを比較檢討して其の成績に見るべきものがあるのを知り茲に報告する次第である。