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亞急性紅斑性狼瘡
荒川 忠良
1
1九州大學醫學部皮膚科教室
pp.136-141
発行日 1947年5月1日
Published Date 1947/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200035
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第一次世界太戰の際ドイツでは紅斑性狼瘡患者が増したとMartenstein(Schlesien, 1922),H. Müller(Mainz, 1923),E. Hoffmann(Rheinland1925)等が述べたがVeiel(Würstenberg)も亦この事實を認めて戰時中竝に戰後の健康障碍に因ると推定した。日本の戰爭中の患者の増減を見る爲教室開講當時の10年間,中間の10年間,満洲事變期の7年間,支那事變太平洋戰爭期の8年間と4期に分けて紅斑性狼瘡患者の数(再來患者を除く)を比較すると次の様になる。
明治39—大正4年(10年)69名(0.22%)(淺田・關川等)
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