臨床経験
無腐性骨壊死を伴つた紅斑性狼瘡の症例
小山 明
1
,
田辺 碩
2
Akira KOYAMA
1
1小田原市立病院整形外科
2慶応義塾大学医学部整形外科学教室
pp.71-74
発行日 1968年1月25日
Published Date 1968/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903866
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紅斑性狼瘡による骨の無腐性壊死は,欧米23例,本邦2例の報告を見るに過ぎない.またその病因論に関して,紅斑性狼瘡の一分症としてみなすか,あるいは原疾患の治療に用いられたステロイドホルモンの副作用とするか,議論の余地が残されている点でも注目されている.
われわれは,最近,膝関節痛を主訴として来院した紅斑性狼瘡の患者を診察する機会を得たので,文献的考察を加えて報告する.
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