特集 プレシジョン・メディシン時代における腫瘍循環器学の重要性
序章
新しい学際領域としての腫瘍循環器学—循環器医の立場から
小室 一成
1
1東京大学大学院医学系研究科循環器内科学
pp.506-513
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200520
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Point
・治療の進歩によるがん患者の予後の向上によって,循環器病を併発することが増えている.
・がん治療に伴って多くの循環器病が併発するが,特に心不全が重要である.
・がん患者には血栓塞栓症が併発しやすいが,同時に出血も多い.
・世界的に腫瘍循環器学が注目されているが,わが国においても日本腫瘍循環器学会が設立された.
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