特集 エキスパートが教える 呼吸器内視鏡診療—実地臨床で役立つ秘訣
Ⅱ.気管支鏡診断
リンパ節病変の気管支診断
藤原 大樹
1
,
飯田 智彦
1
,
中島 崇裕
2
1国保直営総合病院君津中央病院呼吸器外科
2千葉大学大学院医学研究院呼吸器病態外科学
pp.214-221
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200448
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Point
・気管・気管支周囲病変の診断,特に肺癌における肺門・縦隔リンパ節転移診断では,EBUS-TBNAは有用である.
・EBUS-TBNAでの診断率を上げるには,気道周囲の解剖,超音波画像の活用,穿刺が助手との共同作業であることなどの理解が重要である.
・EBUS-TBNA検体を用いて,遺伝子解析や免疫染色が可能である.病理部門との連携を行い,採取すべき検体を事前に検討することが重要である.
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