特集 肺高血圧症 ガイドラインとニース会議提言を紐解く
Ⅲ.2群,3群,4群PH治療のポイントを紐解く
慢性血栓塞栓性肺高血圧症の病因からみた治療の展望
佐藤 公雄
1
,
下川 宏明
1
1東北大学大学院医学系研究科循環器内科学分野
pp.694-701
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200315
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Point
・慢性血栓塞栓性肺高血圧症患者では血漿中の活性型TAFIが増加している.
・TAFI過剰発現マウスではCTEPH患者に類似した肺動脈狭窄や途絶像を認め,肺高血圧が悪化する.
・PPARαアゴニストは血漿中TAFIを減らし,肺動脈内血栓形成や肺高血圧を改善する.
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