Japanese
English
総説
フローサイトメトリーによる脳腫瘍のCell Kinetics
A Review of Cell Kinetics of Brain Tumors with Use of Flow Cytometry
河本 圭司
1
Keiji KAWAMOTO
1
1関西医科大学脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Kansai Medical University
キーワード:
Flow cytometry
,
Brain tumor
,
Cell kinetics
Keyword:
Flow cytometry
,
Brain tumor
,
Cell kinetics
pp.1059-1068
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436901122
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
フローサイトメトリー(FCM)とは,フローサイトメーターを用い,1秒間に数十〜数百の細胞を水とともに流しながら,レーザー光線を当て,細胞の種々の情報を瞬時に測定する方法である.この方法はcell kineticsと免疫の2つの分野に広く用いられる.FCMを用いた脳腫瘍のcell kineticsに関しては,1978年にFredrik—sen13),Hoshino16),1979年Kawamoto27)らが始め,その後数多く報告されるようになった5,40).脳腫瘍の免疫については,別の機会に譲り,今回はFCMの歴史,原理から,私たちの教室で続けている脳腫瘍のcell kine—tics研究の経緯と文献をレビューし,最近の話題についても紹介する.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.