報告記
第2回アジア・オセアニア頭蓋底外科研究会
福井 仁士
1
1九州大学脳研外科
pp.79
発行日 1994年1月10日
Published Date 1994/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436900775
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第2回アジア・オセアニア頭蓋底外科研究会
(AOICSBS)は,1993年9月2日より3日間北京市において王忠誠教授の会長のもとに行われた.北京に到着すると,2000年オリンピックを中国に誘致するための歓迎のたれ幕が至る所に掲げられていた.北京市内の高層建築は昨年に増して盛んであり,夜昼共に街中の人の動きも活発であった.
研究会の会場は天安門広場に近い北京飯店で,日本からの医師参加者は推定40名弱であり,昨年この地で行われた中日友好脳神経外科シンポでの日本からの参加者に比べるとはるかに下まわった.しかし,昨年の秋に中国と韓国の国交正常化が行われたため,中国を初めて訪れた韓国脳神経外科医は多く,また,北京での脳神経外科関係の会に台湾からの脳神経外科医が参加したのも初めてのことであり,記念すべき会となった.中国以外の参加国は招待も含め,日本,韓国,台湾,インドネシア,インド,パキスタン,サウディアラビア,米国,ドイツ,オーストリアであった.
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