Japanese
English
総説
小脳の生理学
Recent Progress in Cerebellar Physiology
伊藤 正男
1
Masao ITO
1
1東京大学生理学
1Department of Physiology, Faculty of Medicine, University of Tokyo
キーワード:
Cerebellum
,
Physiology
,
Purkinje
,
Symptom
,
Inhibition
Keyword:
Cerebellum
,
Physiology
,
Purkinje
,
Symptom
,
Inhibition
pp.827-833
発行日 1979年9月10日
Published Date 1979/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436201032
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はじめに
近年における小脳の生理学の進歩には著しいものがあるが,その知見を臨床的ないろいろの問題に結びつけようとするとなかなか簡単には行かないことが多い.その大きな理由として,生理と臨床の両者が小脳を見る時の観点の違いをあげることができる.生理学では小脳を大よそ次の3つの観点から考えるが,これらの各観点が臨床の問題に対してもつ意味は同じではない.
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