扉
学会記録proceedingについて
工藤 達之
1
1慶応義塾大学外科
pp.353-354
発行日 1974年5月10日
Published Date 1974/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436200185
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わが国の脳神経外科領域の研究が近年いよいよ隆盛となって,業績発表が増加し,新雑誌の発刊をみる運びとなったことは,まことに喜ばしいことである.
元来,出版物の使命が情報の伝達にあることは明らかである.著書では,長期的な観点から,即ち,記録的な意義が重視されるが,雑誌などの定期的刊行物では迅速な広報的機能に主眼がおかれることが多い.しかし,専門的学術雑誌の場合は,必ずしも,このような単純な見方で割り切ることはできない.発表業績の価値と同時に,その発表の時期が重要な意義をもっことが少なくないからである.
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