Japanese
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特集 瞳孔のすべて
両側性瞳孔緊張症を伴う多発神経障害
Polyncuropathy accompanied by bilateral pupillotonia
高須 俊明
1
Toshiaki TAKASU
1
1日本大学医学部神経学教室(神経内科)
1Department of Neurology, Nihon University School of Medicine
pp.839-849
発行日 1985年10月10日
Published Date 1985/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431905739
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瞳孔異常を伴う多発神経障害の基礎疾患は多種多様である(表1)。瞳孔異常として,瞳孔緊張症または強直症pupillotonia(緊張性または強直性瞳孔 tonic pupil)を伴うもの,さらに瞳孔緊張症が両側性であるものに限定しても,なお基礎疾患は多様である。
本稿においては,これらの中で,両側性瞳孔緊張症を伴う原因不明の慢性多発神経障害(ニューロパシー)を中心に述べ,これら症例群とmixed conncctive tissuediscaseおよび両側性Adie症候群との関連につき考察を加えてみたい。
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