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特集 脳研究の進歩—東京大学脳研究所創立30周年記念
Olive核を中心とする解剖学
Anatorny on and around the Olivary nucleus
岡本 道雄
1
Michio Okamoto
1
1京都大学医学部解剖学
1Dept. of Anatomy, School of Med., Kyoto Univ.
pp.341-367
発行日 1968年8月25日
Published Date 1968/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904514
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東京大学脳研究所の創立30周年にあたつて,同研究所において解剖学部門を担当してこられた小川鼎三先生,草間敏夫現教授のお2人の業績を偲ぶと,小川先生の中脳を中心とした錐体外路系とくに中心皮蓋束,内側皮蓋束といつたものと,草間教授の大脳皮質投射路とそれに続く脊髄への連絡が奇しくもオリーブ核を中継として相連続していることに気がつく。そこで著者はお2人のこの輝かしい業績を紹介し,これに私どもの研究である小脳の電顕およびオリーブ核と脊髄との結合,さらにHelwegの三角束の研究を加え,「オリーブ核を中心とした解剖学」として本研究所創立に祝意を表することとした。
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