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特集 第5回神経化学懇話会
一般演題
6.脳損傷と髓液ならびに血清中の酵素変動
Enzymatic change in body fluid after brain damage
高倉 公朋
1
,
早川 勲
1
,
三宅 浩之
1
,
四方 淳一
1
,
佐野 圭司
1
,
清水 健太郎
1
,
織壁 永次
2
,
松井 英男
2
,
石川 晋次
2
,
島薗 順雄
2
Kintomo Takakura
1
,
Eizi Orikabe
2
1東京大学医学部脳神経外科教室
2東京大学医学部生化学教室
1Dept. of Neurosurgery, Faculty of Medicine. The Univ. of Tokyo
2Dept. of Biochemistry, The Univ. of Tokyo
pp.825-833
発行日 1963年8月25日
Published Date 1963/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904072
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近年脳神経系疾患の診断方法として体液の酵素学的研究が多数報告されている。脳神経外科領域においても診断の目的はもとより,最近頭部外傷が急速に増加し疾患の上で重要な地位をしめるに至つたために脳損傷の程度と予後を知るための検査法として酵素変動の問題がとりあげられてきた2)17)。
我々は頭部外傷の病態生化学的研究の一環として体液中の酵素活性値の変動を研究したのであるがさらに今日一般化されつつある頭部外傷に対する低体温療法の妥当性についてもこの方面から検討を加えた。
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