Japanese
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特集 小児神経病学
副甲状腺と中枢神経障害
Studies on the Central Nervous System Disturbance caused by the Parathyroidal Disorders
里吉 営二郎
1
,
八坂 篤
2
Eijiro Satoyoshi
1
,
Atsushi Yasaka
2
1東邦大学阿部内科
2川崎市立病院小児科
1Dept. of Internal Medicine, Toho University, School of Medicine
2Pediatric Clinic, Kawasaki City Hospital
pp.469-472
発行日 1962年7月25日
Published Date 1962/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903972
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I.まえがき
Parathyroid(副甲状腺)はCaとPの代謝を調節している内分泌器官であるが,CaはK,Mg,Na,Hイオンとともに神経,筋の興奮性を調節している。したがつて副甲状腺の機能充進または低下によつて末梢神経,筋障害とともに中枢神経障害を起してくるのは当然考えられることであるが,その症状はあまりよく知られていない。そこで従来の報告を中心にして副甲状腺機能異常によつて生じる中枢神経症状をのべてみることにする。
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