Japanese
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特集 小児神経病学
先天性筋無緊張症(Oppenheim)の本態について
On the Nature of So-called Amyotonia Congenita Oppenheim. Critical Review of Literature and All Reported Japanese Cases.
福山 幸夫
1
,
川面 美智
1
Yukio Fukuyama
1
,
Michi Kawazura
1
1東京大学医学部小児科学教室
1Dept. of Pediat trics, Faculty of Medicine, University of Tokyo
pp.419-468
発行日 1962年7月25日
Published Date 1962/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903971
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緒言
先天性筋無緊張症Myatonia congenita Oppenheimは,1900年H. Oppenheimが,先天性筋緊張低下を主徴とし,かつそれ以前に記載されたWerdnig-Hoffmann氏病とは異なる新疾患として始めて記載したものである。以来60年余を経た今日,このいわゆるOppenheim氏病は,多くの議論の末,ついに大きな概念の変革を余儀なくされた。
本症の概念に大きな変動が生じていること,少なくとも非常な混乱を生じていることは,近代の教科書を通覧してみると一目瞭然である。
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