Japanese
English
特集 小児神経病学
急性灰白髄炎(ポリオ)—特に1960年北海道における流行を中心として
Poliomyelitis: Special Reference to Epidemic in Hokkaido in 1960
南浦 邦夫
1
,
渡辺 章
1
Kunio Minamiura
1
,
Akira Watanabe
1
1札幌医科大学小児科学教室
1Dept. of Pediatrics, Sapporo Medical College
pp.266-278
発行日 1962年7月25日
Published Date 1962/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903962
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
1960年北海道を襲つたポリオの流行はついに届出患者数1,650名,死亡106名に達する大流行となり,ことに従来我国には少ないといわれていた呼吸障害型ポリオも多発し,札幌医大小児科に収容した134名のポリオ患者中呼吸障害を起したものは37名を数えた。これらの資料にもとづき臨床を中心に最近の知見もつけ加えてポリオの一般的事項について述べる。
Copyright © 1962, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.