Japanese
English
特集 慢性進行性神経疾患・Ⅱ
遺伝
脳リピドーシス
Cerebral lipidoses
鈴木 義之
1
Yoshiyuki SUZUKI
1
1東京大学医学部小児科
1Department of Pediatrics, University of Tokyo Faculty of Medicine
pp.1030-1039
発行日 1972年12月10日
Published Date 1972/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903454
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
本稿のテーマはlipidosisであるが,慢性進行性神経疾患としての特徴を示すものの大部分はsphingolipidosisとしてまとめられる。したがって,ここでは主としてsphingolipidosisの最近の知見を述べてみたい。紙数の関係もあり,おのおのの疾患について詳述することは避け,共通の問題点,疾患相互の関係を,主に生化学的側面からとりあげることにする。個々の疾患についての総説あるいはシンポジウム記録は最近もいくつか発表されており,それらを参照されたい1〜4)。なお,sphingolipidosisの中でFabry病は本稿とは別に宮武氏の綜説が本特集号に掲載されているので参照されたい。
Copyright © 1972, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.