Japanese
English
特集 シナプス Ⅲ
シナップスの発生
Synaptogenesis
金光 晟
1
,
養老 孟司
1
,
中井 準之助
1
Akira Kanemitsu
1
,
Takeshi Yohro
1
,
Junnosuke Nakai
1
1東京大学医学部解剖学教室
1Dept. of Anatomy, Faculty of Medicine, Tokyo University
pp.823-827
発行日 1970年3月25日
Published Date 1970/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903086
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はじめに
シナップスの発生は電顕によつてはじめてその観察が可能になつた。現在までにヒキガエルの脊髄43),トリの脊髄17,29,31,56,57),小脳33),終脳58),網膜30,46),毛様体神経節16,22,49),神経筋接合部23),ラットの脊髄6,7,8),小脳皮質15),大脳皮質1,44),嗅脳36),神経筋接合部51),マウスの大脳皮質32),カイウサギの脊髄50),大脳皮質19),ネコの大脳皮質55),サルの脊髄4,5),ヒトの網膜61),交感神経神経節41)などについて電顕所見が報告されている。ここでは,一つのシナップスの発生,神経結合の発生,シナップスの量的変化という三つの点からこれらの所見にふれようとおもう。
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