連載 患者さんに「寄り添って」話を聴くってどういうこと?[5]【最終回】
がん患者のレジリエンス—絶望のなかから生きる意味を見いだす力
清水 研
1
,
白波瀬 丈一郎
2
1国立がん研究センター中央病院精神腫瘍科
2慶應義塾大学病院精神・神経科
pp.604-609
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200500
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今回の登場人物
加藤潤先生:
卒業後6年目のレジデント。内科医で、腫瘍内科の専門研修を開始して2年目。現在は桜川先生の指導を受けている。明るい性格で、患者さんを励ますのが上手だが、積極的抗がん治療の適応がなくなった患者さんに接することには若干難しさを感じている。明るい性格で大学時代はテニス部のキャプテンだった。
田村義則さん:
54歳、男性。膵臓がん再発。
自営業。妻と26歳の長男との3人暮らし。
田村和子さん:
50歳、女性。専業主婦。
清水先生:
がん患者とその家族のケア(精神腫瘍学)を専門とする精神科医。心理的な問題に関するコンサルタントとして、担当医や看護師など他の医療者が困るケースの相談も積極的に受けるようにしている。
桜川啓介先生:
20年目の腫瘍内科医で、肝胆膵内科を専門としている。患者・家族の信頼も厚く、レジデントの面倒見もいい。
*清水先生を除き、全て架空の人物です
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