連載 國頭ゼミの課外授業 わたしたちは、こう考える[6]【最終回】
言葉について考える
國頭 英夫
1
1日本赤十字社医療センター化学療法科
pp.596-602
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200499
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
病院での専門用語
國頭 今回のテーマは言葉の使い方、でありまして、とても重要であることはそれこそ「言を俟たない」のでありますけれども、また極めて難しい、もしかしたら一番難しい問題です。もうひとつ、これに関しては、「お前が言うかよ」みたいな話もありまして(苦笑)、私の言葉使いが乱暴であるのは周知の事実であるだけにやりにくい。
そして、現在の日本では国語教育がないがしろにされているというのも多くの識者の指摘されているところで、敬語を上手く使える人がごく限られている一方、「患者様」なんてへどが出るような卑語を厚労省の木っ端役人が推奨したりして……。
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.