特集 恐れず恐れよ!骨転移診療 超実践ガイド
Part3 病期からみた骨転移ケアの超実践
早期発見・重症化防止のための骨転移診断・治療のエッセンス
中井 隆彰
1
1河内総合病院整形外科
pp.442-447
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200337
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骨転移は、原発巣が多岐にわたること、その治療方針が症例毎にさまざまであることから、非常に判断が難しく、しばしば専門家である整形外科医ですら悩むことがある。しかしながら、一般整形外科診療において必ず経験する機会があり、また診察した医師と関わる医療者の判断が患者の人生に大きな影響を及ぼす重要な疾患でもある。
私は、短い期間ではあるが、がん専門病院で骨転移に対する治療を経験した。エビデンスやガイドラインについては清書に譲るとして、私が経験し、重要であると感じたことを述べさせていただく。整形外科医のみならず、広く骨転移診療に関わる皆さまの今後のがん診療に少しでも役立てば幸いである。
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