特集 恐れず恐れよ!骨転移診療 超実践ガイド
Part1 骨転移診療の今
ひろがる骨転移診療—いま骨転移診療になにが起こり、これからどうあるべきか
河野 博隆
1
1帝京大学医学部附属病院整形外科
pp.402-404
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200319
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がん時代の到来
2016年に国内のがん新規罹患数はついに年間100万人を超え、国内の出生数を上回った。また、がん診療の進歩に伴って生命予後が改善し、骨転移などのステージⅣであっても、がんをもったまま生活するがん患者の数が激増している。
わが国が高齢化とともにまさに「がん時代」を迎えた今日、がんは根治を目指すとともに、慢性疾患としてがんとの共存を許容してQOLの維持・向上を図るというパラダイムシフトが生じている。
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