特集 チームで支える頭頸部癌診療
チームで行う頭頸部癌診療の多職種連携
骨転移診療の立場から
篠田 裕介
1
Yusuke Shinoda
1
1埼玉医科大学病院リハビリテーション科
キーワード:
チーム医療
,
頭頸部癌
,
甲状腺癌
,
骨転移
Keyword:
チーム医療
,
頭頸部癌
,
甲状腺癌
,
骨転移
pp.1593-1597
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000406
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骨転移診療の目標
骨転移は遠隔転移であるため,骨転移がある患者で根治を目指すことは難しい。骨転移そのものが生命予後に影響を与えることは少ないが,ADLやQOLに大きな影響を与える可能性があるため,きちんと経過を確認し,必要な治療を行わなければならない。骨転移によって問題になるのは,疼痛,骨折,麻痺,高Ca血症であり,生きている間にこれらを生じることなく運動機能を維持し続けることが骨転移診療の目標である。
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