Editorial
「妊婦・褥婦」の健康の基本知識や診療アプローチを現代版にアップデートしよう
鳴本 敬一郎
1
1浜松医科大学地域家庭医療学講座
pp.1351
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429205095
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前回の特集「妊婦・褥婦が一般外来に来たら」の発刊(2016年1月号,松村真司先生企画)から8年が経過しました。この間、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックや気候変動、東欧・中東アジアでの戦争などの影響で、人々の生活や社会に大きな変化がもたらされました。
特に女性の健康に関しては、生理(または女性)の貧困や女性への暴力、リプロダクティブ・ヘルス、ジェンダーイシューなどの課題が浮き彫りになりました。これに伴い、プライマリ・ケアの医療現場でも、臨床推論を含む診療の在り方やケアの視点が大きく変化してきました。
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