【臨床小説—第二部】後悔しない医者|今と未来をつなぐもの・第33話
成長する医者
國松 淳和
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1医療法人社団永生会 南多摩病院 総合内科・膠原病内科
pp.120-126
発行日 2023年1月15日
Published Date 2023/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204137
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前回までのあらすじ 今月のナゾ
外来カンファレンスで左座が相談した不登校の高校生は、思わぬ展開で再び学校に通い始めた。なぜ彼の頭痛はなかなか治らなかったのか? そして、なぜ治ったのか? 向後たちは、また臨床医として悩みや驚き、その奥深さを共有した。
向後チーム恒例のカンファレンスは、火曜と金曜に行われている。火曜は入院症例を、金曜は外来症例を重点的に振り返る。今日は火曜日、入院カンファレンスの日だ。新エピソードは、右井が気になっている入院症例の相談で幕を開ける。
【第一部】では初期研修医として脇を固める1人であった西畑が、【第二部】では後期研修医として主役級の活躍をみせている。医師とは常に「成長」を求められる職種だが、果たして臨床医としての成長とは? 新たな診断困難症例が提示され、またしても思わぬ展開となる。その鑑別や病態を彼らと一緒に考えながら、“最終エピソード”をお楽しみください。
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