【臨床小説】後悔しない医者|あの日できなかった決断・第4話
高揚する医者
國松 淳和
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1医療法人社団永生会 南多摩病院 総合内科・膠原病内科
pp.906-911
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202717
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前回までのあらすじ 今月のナゾ
患者に触れようとせず、独特の診療をする内科医・黒野。前回まで3話にわたってお送りしたエピソード(4〜6月号)では、研修医と筧が見逃していた病態を、黒野が患者を「みる」ことなく見抜き、急性増悪する寸前に介入して“新たな未来”をつくったストーリーが描かれた。
今回からの新エピソードでは、黒野のどんな能力が発揮されるのか。黒野には何が見えているのか? 本来取り戻せないはずの運命は変えられるのか…。
本エピソードから登場する栗塚は、病歴聴取や身体診察を叩き込まれた超優秀な後期研修医だ。実際、そつなく診断推論を進めていくが、何か足りない気がしている。その「何か」とは?彼とのやりとりを通じて学びとれることは…?
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