みるトレ Special・23
グラム陰性双球菌の菌血症?
笠原 敬
1
1奈良県立医科大学感染症センター
pp.1551-1554
発行日 2018年11月15日
Published Date 2018/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201784
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患者:70歳台、男性。がん治療にて入院中。
主訴:発熱。
現病歴:201X年6月3日に下咽頭がんの切除術を行い、その後はシスプラチンによる術後化学療法を行っていた。7月12日から発熱が出現し、「誤嚥性肺炎」の診断でスルバクタム/アンピシリンが投与されたが改善せず、7月16日からタゾバクタム/ピペラシリンが投与されたが発熱が持続し、同日採取された血液培養が陽性になった(図1)。
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