特集 感染症診療 それ,ホント?
入院編
グラム陽性球菌菌血症の場合,陰性確認の血液培養が必要ってホント?
関谷 紀貴
1
1がん・感染症センター都立駒込病院臨床検査科
pp.923-925
発行日 2015年5月10日
Published Date 2015/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223509
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ポイント
●グラム陽性球菌菌血症において,基本的には陰性確認の血液培養採取が勧められる.
●ただし,ルーチンの血液培養再検は避けて,患者ごとの丁寧なアセスメントに基づいて判断する.
●陰性確認の必要性は,感染性心内膜炎のリスク評価,治療期間の決定,治療方針の見直しの観点から考える.
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